お子様を「歯医者嫌い」にさせないために
医療法人健和会デンタルケア未来では大切なお子様の「未来」を守るために、小児歯科と小児矯正(歯列育成)に力を注いでいます。
乳歯の健康状態や顎の成長は将来の永久歯の並びや、全身の健康に直結する極めて重要な要素です。
「子供の歯はどうせ生え変わるから」と安易に考えず、幼少期から正しい管理を行うことで一生涯虫歯や歯周病に悩まされない健康な口腔環境をプレゼントすることができます。
私たちはお子様が笑顔で通える歯科医院を目指し、保護者様と二人三脚でお子様の成長を見守ります。
お子様の集中力に合わせた短時間集中治療
歯科医院独特の雰囲気、機械の音、何をされるか分からない不安。
大人でも緊張する歯科治療は小さなお子様にとって、さらに大きなストレスとなります。
長時間の治療はお子様の我慢の限界を超えさせ、歯科医院に対する恐怖心を植え付けてしまう原因になります。
当院ではお子様の負担を最小限に抑えるため、スピーディーな治療を徹底しています。
1回の治療時間はお子様の集中力が続く「5分から15分程度」を目安としています。
事前の準備を万端にし、スタッフ同士が連携して手際よく処置を行うことでお子様が「疲れた」「怖い」と感じる前に治療を完了させます。
もちろん、処置が雑になることは決してありません。
限られた時間の中で確実で丁寧な治療を行う技術と体制を整えていますので、ご安心ください。
保護者様も一緒に診療室へ入れます
小さなお子様にとってお父様やお母様がそばにいることは、何よりの安心材料です。
当院では「母子分離」を強制いたしません。
保護者様のご希望があれば診療チェアのすぐ横に座っていただき、治療の様子を見守っていただくことが可能です。
お子様は保護者様と手を繋いだり、お顔を見たりすることで安心感を覚え、落ち着いて治療を受けることができます。
また、保護者様にとっても実際にどのような治療が行われているかを間近で確認できるため、安心感に繋がると考えています。
治療中であっても気になることがあれば、その場でご質問いただけます。
痛くない・怖くない治療
お子様の治療においても当院の「無痛治療」の理念は変わりません。
麻酔が必要な場合は表面麻酔を使用して針を刺す痛みを消し、極細の針と電動麻酔器を用いて優しく麻酔を行います。
また、ドリルで削る際の不快な音や振動を嫌がるお子様には炭酸ガスレーザーを用いた処置を行うこともあります。
常に優しく声をかけ、お子様の表情を確認しながら無理のないペースで進めていきます。
被曝量を抑えたお子様用レントゲンモード
正確な診断のためにレントゲン撮影が必要な場合がありますが、放射線による影響を心配される保護者様もいらっしゃるかと思います。
当院で導入しているモリタ社製のデジタルレントゲンには「キッズモード」が搭載されています。
これはお子様の小さな体格に合わせて、X線の照射量を最小限に抑えて撮影する機能です。
従来のフィルム式に比べて被曝量が大幅に低減されており、安全性は極めて高いものです。
必要な情報を得つつ、大切なお子様の体を守るための配慮を徹底しています。
マイナス1歳からの虫歯予防
「感染の窓」をご存知ですか?
生まれたばかりの赤ちゃんの口の中には虫歯菌(ミュータンス菌)は存在しません。
では、なぜ虫歯になるのでしょうか。
それは生活を共にする身近な大人から、菌が感染するからです。
スプーンや箸の共有、熱い食べ物を大人がフーフーと冷まして与える行為、キスなどによって唾液を介して菌が移ります。
特に乳歯の奥歯が生え始める1歳7ヶ月頃から、乳歯が生え揃う2歳7ヶ月頃までの期間は最も感染しやすい時期と言われており、専門用語で「感染の窓」と呼ばれています。
この時期に虫歯菌の感染を防ぐことができれば、一生涯虫歯になりにくいお口の環境を作ることができます。
そのためにはまずお母様やお父様、ご家族全員がお口の中を清潔にし、虫歯菌を減らしておくことが重要です。
お子様が生まれる前、つまり「マイナス1歳」からの予防がお子様の歯を守る第一歩です。
科学的な診断機器を活用した管理
当院では視診だけでなく、科学的な根拠に基づいた予防管理を行っています。
レーザーで虫歯の深さを測定する「ダイアグノデント」を使用し、見た目では分からない初期の虫歯や溝の奥の状態を数値でチェックします。
これにより削る必要のない歯を誤って削ることを防ぎ、適切な予防処置で経過を観察することが可能になります。
シーラントで歯の溝をガードする
生え変わったばかりの乳歯や永久歯(特に6歳臼歯)は溝が深く複雑な形をしており、汚れが溜まりやすく非常に虫歯になりやすい状態です。
そこで有効なのが「シーラント」という予防処置です。
これは虫歯になる前に、歯の溝をフッ素入りのプラスチック樹脂で埋めてしまう方法です。
溝を平らにすることで食べカスやプラークが溜まりにくくなり、歯ブラシも当たりやすくなります。
歯を削ることなく行える処置ですので、痛みもありません。
当院ではお子様の歯が生えてきたタイミングを見逃さず、適切な時期にシーラントを行うことを推奨しています。
フッ素塗布で強い歯を作る
フッ素には歯の質を強くし、酸に溶けにくい状態にする働きがあります。
また、初期の虫歯をご自身の力で修復する「再石灰化」を促進する効果や虫歯菌の活動を抑制する効果もあります。
歯科医院で使用するフッ素は市販の歯磨き粉に含まれるものよりも、高濃度です。
定期的に高濃度のフッ素を塗布することで、虫歯に対する抵抗力を高めます。
ご家庭でのフッ素入り歯磨き剤の使用と併用することで、より高い予防効果が得られます。
小児矯正・歯列育成について
歯並びが悪くなる「原因」にアプローチする
「子供の歯並びが気になるけれど、いつから矯正を始めればいいの?」
このようなご質問をよくいただきます。
当院では永久歯が生え揃ってから歯を抜いて並べるのではなく、成長期の発育を利用して正しい顎の大きさを確保し、歯が自然に並ぶ土台を作る「歯列育成」を行っています。
近年の子供たちは食生活の変化などにより、顎の発育が悪く歯が並ぶスペースが不足している傾向にあります。
また、ポカンと口を開けている「口呼吸」や舌を正しい位置に置いていない「低位舌」、飲み込み方の癖(異常嚥下癖)などが歯並びを悪くする大きな原因となっています。
当院の小児矯正は単に歯を動かすだけではありません。
これらの悪癖(悪い癖)を直し、お口の周りの筋肉を正しく機能させることで結果としてきれいな歯並びへと導く治療法です。
歯列育成のメリット
この時期に行う矯正治療(一期治療)には成人矯正にはない、多くのメリットがあります。
- 抜歯のリスクが減る
- 顎の成長を促してスペースを作るため、将来的に健康な永久歯を抜いて矯正する可能性が極めて低くなります。
- 後戻りが少ない
- お口の周りの筋肉や舌の使い方が正常になるため、矯正終了後も歯並びが崩れにくく安定した状態を維持できます。
- お顔立ちが整う
- 口呼吸が改善され、顎が正しく成長することで引き締まったバランスの良いお顔立ちになります。
- 全身の健康に繋がる
- 鼻呼吸が習慣化することで風邪やインフルエンザ、アレルギー性鼻炎などの予防にも繋がります。
また、いびきの改善や睡眠の質の向上も期待できます。
当院の矯正装置と治療法
既製マウスピース(トレーナーシステム)
当院では取り外し可能な既製のマウスピース型矯正装置(トレーナー)を主に使用しています。
これは日中の1〜2時間と就寝時に装着するだけで、効果を発揮する装置です。
学校に着けていく必要がないため、お子様の心理的な負担が少なく見た目を気にする必要もありません。
この装置の最大の目的は歯を無理やり動かすことではなく、「機能の改善」です。
マウスピースを装着することで舌が正しい位置(上顎のスポット)に収まるよう誘導し、口呼吸を鼻呼吸へと促します。
また、唇や頬の筋肉の圧力を排除し歯列が正しく成長するための環境を整えます。
拡大床(かくだいしょう)
顎の幅が狭く歯が並ぶスペースが明らかに不足している場合には、「拡大床」という装置を使用することもあります。
これは入れ歯のような形をした装置で、真ん中にあるネジを回すことで少しずつ顎の幅を広げていくものです。
ご家庭で保護者様にネジを回していただき、週に一度程度のペースで少しずつ広げていきます。
取り外しが可能で、食事や歯磨きの際は外すことができます。
顎の骨が柔らかい成長期のお子様だからこそできる、身体に負担の少ない治療法です。
口腔筋機能療法(トレーニング)
- 装置を入れるだけでは治りません
- どんなに優れた装置を使っても、お口の使い方(機能)が間違っていれば良い結果は得られません。
当院では装置の使用と並行して、お口の周りの筋肉を鍛えるトレーニング(MFT)を重視しています。
お子様自身の「治したい」というやる気と、ご家族の協力が不可欠です。
- あいうべ体操
- お口の周りの筋肉(口輪筋)と舌の筋肉を鍛え、鼻呼吸を定着させるための基本的な体操です。
「あー」「いー」「うー」「べー」と口を大きく動かして発声します。 特に「べー」で舌を突き出す動作が重要です。
これを毎日継続することで舌の位置が上がり、口呼吸が改善されます。 インフルエンザ予防やアレルギー改善にも効果があると言われている素晴らしい体操です。
- ガムトレーニング
- 現代の子供たちは柔らかい食事を好む傾向があり、噛む力(咀嚼力)が弱くなっています。
噛むことは顎の発育を促す、最も重要な運動です。 当院では少し硬めのガムを使用したトレーニングを指導しています。
正しい姿勢で唇を閉じて、左右均等にしっかりと噛む。 これにより咀嚼筋が鍛えられ、顎が十分に成長します。
また、よく噛むことは脳への血流を増やし脳の発達や活性化にも繋がります。 「よく噛んで食べる子は育つ」と言われる通り、噛む力は全身の成長発育の源です。
- 姿勢や悪癖の改善
- 頬杖をつく、うつ伏せ寝をする、唇を噛む、爪を噛む。
このような何気ない癖も歯並びや顎の成長に、悪影響を与えます。
当院ではお子様の日常の姿勢や癖についてもアドバイスを行い、正しい発育を阻害する要因を取り除いていきます。
保護者様へのお願い
仕上げ磨きの習慣化
小学校低学年くらいまではお子様一人で、きれいに磨くことは困難です。
必ず保護者様による「仕上げ磨き」を行ってください。
毎日の仕上げ磨きは虫歯予防だけでなく、お口の中の小さな変化に気づく良い機会でもあります。
当院では効果的な仕上げ磨きの方法や、お子様が嫌がらないコツなども指導しています。
食育への取り組み
お口の健康は毎日の食事から作られます。
砂糖を多く含むおやつやジュースをダラダラと摂る習慣は、虫歯のリスクを高めます。
また、柔らかいものばかり食べていると顎が育ちません。
規則正しい食生活と歯ごたえのある食材を取り入れた献立を意識していただくことが、お子様の歯を守りきれいな歯並びを育てることに繋がります。
お子様の未来のために
美しい歯並びと健康な噛み合わせは親御様がお子様に贈ることができる、一生モノの財産です。
成人してから矯正治療を行うことも可能ですが、成長期に行う歯列育成は抜歯のリスクを減らし、骨格から整えることができるという点で計り知れない価値があります。
「もう少し様子を見よう」と先延ばしにしている間に、顎の成長のピークを過ぎてしまうこともあります。
少しでも歯並びや噛み合わせ、お口の癖で気になることがあれば早めにご相談ください。
私たちと一緒にお子様の輝く未来と、健康な笑顔を育てていきましょう。
048-762-8143